Reading Journal

読書の記録や雑記など。ネタバレ含みます。

1Q84/村上春樹

2009年5月29日・2010年4月16日発売
著者 村上春樹
発行所 新潮社

1Q84年へと足を踏み入れてしまった、青豆と天吾のお話。

 

いきなり感想

すみません、正直言って面白くなかったです。

私は村上春樹の作品の中では「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が一番好きです。なので、この作品を読み始めた時構成に似通ったものを感じて非常に期待しながら読み進めていきました。途中までは面白かったんです。不思議な世界で、不思議なことが次々起こり、ユニークな登場人物たちに、様々な知識をちりばめた文章表現。面白かったんですけどね。

中盤以降、特にBook3にあたる10〜12月編は期待を裏切られてばかりでがっかりしました。結末も想定の範囲内で「まさかこうは落としませんよね…」と思っていたところへドンピシャに行ってしまうし。文章にたくさんの表現が盛り込まれていてこのボリュームになったのだとは思うのですが、読んでいるうちにその表現すら「回りくどい」「話が長い」みたいな印象しか受けず楽しめなくなっていました。最終的には半ば意地で読み終わった状態です。村上春樹ってこんな作品書く人でしたっけ…すごく残念。

 

こっちがオススメです。